北海道・支笏湖|あの頂を越えて

支笏湖は4万年前に発生した支笏カルデラに水がたまったもの。最大水深は田沢湖に次ぐ全国2位でその深さから冬でも凍らな不凍湖といいます。またカルデラ形成後に風不死岳、恵庭岳、樽前山が次々と火山活動を開始し、火口湖は眉のような形を形成したと言います。樽前山は三重式火山と言い今でも白い噴煙を上げています。

最初に訪れた苔の洞門は中止、駐車場のゲートも閉じられていました。

支笏湖湖畔で遊覧船にスワンボートに、水中をのぞけるという観光船からはたくさんのヒメマスが泳いでいるのが見えました。遊覧船は20分ほどで水中に柱状節理が見えるというポイントへ、透き通った湖面からも柱状節理が見えていました。

支笏湖

支笏湖と風不死岳、樽前山

支笏湖の遊覧船

支笏湖の遊覧船

たくさんのチップ

水中にたくさんのヒメマス

柱状節理のポイント

水中に柱状節理

スワンボート

スワンボート
支笏湖の湖畔は秋の気配が始まっています。10月も中旬を過ぎると湖畔の山々は紅葉に包まれるのでしょう。

湖畔には赤い山線鉄橋がかかっています。これは王子製紙が運用していた軽便鉄道、王子製紙の工場と支笏湖湖畔を結んだものと言います。近くには王子軽便鉄道ミュージアム山線湖畔驛があり、列車や駅などが紹介されていました。

赤い山線鉄橋

赤い山線鉄橋

山線の湖畔駅

赤い山線鉄橋

軽便鉄道は主に762mm軌道、JRの鉄道は1,067mm、京急や新幹線は1,435mmを採用していると言います。神奈川にも秦野から二宮間で葉タバコを運んだという湘南軌道と言う軽便鉄道があったと言います。

支笏湖からは千歳さけますの森 さけます情報館に向かいます。

サケの孵化事業は明治21年、千歳川で始まったと言います。さけます情報館ふ化放流の歴史や仕組み、さけます類の生態などを展示や魚とのふれあい体験を通して楽しみなが学ぶことができるところです。

水槽での餌やりや直接魚を触ったり、サケの放流もできました。少学校の遠足などで利用されることも多いところです。

さけます情報館

千歳さけますの森さけます情報館

鮭に触って

直接サケに触って

サクラマスの放流

千歳さけます事業所

サケの仲間にはサケとベニジャケ、サクラマスがあります。
支笏湖に生息しているのベニジャケの陸封型でチップとも呼ばれています。サクラマスは海に下り春ころ川に戻るもの、川に残るものをヤマメの言うとか。案内板には今放流されているのはサクラマス、昨年の12月に生まれ、春には海に下って行くとか、また川に戻るのは再来年の春と紹介されていました。

サケやマスの区別はなかなか難しいものでした。

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