湯村山から宝泉寺山|あの頂を越えて

昇仙峡近くには千代田湖や要害山、帯那山など里山のハイキングコースがあります。その中の一つ、やまなしハイキングコース100選の里山散策にも選ばれた湯村山から八王子山を歩くことにしました。
甲府駅近くの緑が丘スポーツ公園の駐車場にはたくさんの車が停まっています。緩やかに登って行く舗装道路の途中から道を左に折れます。

舗装道路から湯村山の登山道
ジグザグを切りながら舗装道路の道を登って行きます。
何回かジグザグを繰り返すと復元されたのろし台、案内板によると湯村城は武田信虎が甲府防備に築いた山城で周辺の山城群とのろし火のネットワークを形成していたと言います。

再現されたのろし台

山頂には土塁などの遺構

湯村山の山頂には東屋
案内板に従い山道を登って行くと虎口跡や帯曲輪と思われる地形、山頂近くには土塁や石積みが残っています。山頂標識が建つ東屋からは御坂山塊の上に富士山がそびえていました。

のろし台に戻ると石の階段の道が始まります。急な登りに息を切らせると石積みが重なる尾根へ、石畳の道をさらに登ると法泉寺山です。

稜線に向かい岩っぽい階段の道

法泉寺山の山頂

小広い山頂は木立に覆われ視界はありません。木立に小さな山頂標識が打ち付けられているだけの山頂でした。すでにお昼は過ぎています。登山道の脇に腰を下ろしお昼にしました。

法泉寺山からは急な坂道を下って行きます。やまなしハイキングコース100選の案内によると法泉寺山から八王子山(白山)までは約40分、岩っぽい登りの先に東屋や展望の山頂があると言います。しかし渋滞などで登り始めが遅れたこともあり八王子山や天狗山を越えて登山口にもとるのは時間的にきつそう・・ということで鳥獣センター・小松山園地への道から登山口に戻ることにしました。

鳥獣センターへの分岐

鳥獣センター2号展示館

御坂山塊の上に大きな富士山
あまり人は歩いていないようですがなだらかに下って行くと山梨県鳥獣センター2号展示館、大きなヒグマが出迎えてくれます。2号展示館では野鳥の展示が行われていました。

鳥獣センターから登ってくる舗装道路は千代田湖へと続く道、ジグザグを切りながら道を下ると御坂山塊の上に大きな富士山がそびえていました。緑が丘スポーツ公園までは50分ほどの道程でした。

 登山日:2025年10月17日、歩行時間:2時間39分、歩行距離:6.2km

あの頂を越えて・湯村山から宝泉寺山

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